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治療について
うつ病においては、休養と薬物療法が中心的な治療になります。実際に多くの方々が病前の状態にまで回復します。病状や体質に応じて適切な種類と用量の抗うつ薬を選ぶことがが最大の効果をもたらし副作用を少なくします。
薬物治療にも様々な異論はありますが、日本におけるうつ病治療のガイドラインでは、軽症の場合は SSRI (セロトニン再取り込み阻害剤)を、中等症以上の場合は TCA (三環系抗うつ薬)を第一選択とすることが推奨されています。
SSRI は効果の発現が1 2週間と早く、副作用の少ない最近の抗うつ薬ですが、10%程度の頻度で吐き気、胃部不快感が出現します。
TCA は従来から使用されている抗うつ薬で、強い抗うつ効果がありますが、効果が発現するまで2 4週間かかります。また、眠気、口渇、便秘、排尿困難などの副作用が出現することがあります。
その他、TCA よりも副作用の少ない四環系抗うつ薬や sulpiride と呼ばれる薬剤も臨床的にはよく使用されています。
個々の患者さんの体質にあった抗うつ薬を見つけるためには試行錯誤する必要がありますが、各抗うつ薬は最低でも4週間継続して効果を判定することが必要だと言われています。
6週間以上、抗うつ薬を使用しても充分な効果が得られない場合、リチウム製剤やバルプロ酸などの気分調整剤を追加して、抗うつ剤の効果を増強する方法も一般的に用いられています。
これらの薬物療法がほぼ無効であっても、無痙攣性電気ショック療法や反復磁気刺激療法が効果的な場合があります。その場合、入院治療を必要とするため、関連医療機関に責任をもってご紹介いたします。
うつ病治療は抗うつ薬による薬物療法が主流であるとはいえ、残念ながら患者さんの30 40%においては薬物の効果が限定的だと言われています。そのような場合、精神療法の重要性も指摘されています。当クリニックではうつ病の精神療法にも力を注いでいます。
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